【バンガロール】Kinetic Motor Company Ltd(KMCL)は27日、スクーター市場におけるシェア拡大を目指し、スクータレット(100cc未満のスクーター)モデル“Zing”の若者向けバージョンを発売した。
エコノミック・タイムズが5月27日、KMCLのステートメントを引用し報じたところによると、65ccエンジンを搭載した“Zing Rockin”の価格は2万4500ルピー(US$523)と、最初のバージョンの価格を800ルピー上回るが、TVS Motor Company Ltdの“Scooty”の価格を約2500ルピー下回る。
KMCLは2004年3月末までにZing両バージョンを7万5000台販売、175クロー(US$3732万)の売上げを実現するとともに、同セグメントにおける市場シェアを現在の25%から35%に拡大する計画だ。ちなみにZingの最初のバージョンは2002年7月の発売以来9ヶ月間に4万台が販売された。
KMCLはインドで販売されている自動変速スクーターの半ばを販売、Bajaj Auto、LML Ltd、TVS Motorと市場シェアを争っている。取り分けスクータレット市場をTVSとともにリードしている。スクータレット市場は、昨年4~5%成長し、目下25万台の規模を有するが、今年はさらに10%の成長が見込める。またKMCLの115ccスクーター“Nova”は、Honda Activaの市場支配に挑戦している。