2003-05-30 ArtNo.31263
◆ウラニウム・コープ、濃縮ウラン計画にUS$3.2億投資
【ジャムシェドプル】ジャールカンド州East Singhbhum県Jadugodaを拠点にするUranium Corporation of India Limited (UCIL)は、濃縮ウランを確保するため1500クロー(US$3.2億)を投じ、事業の拡張を図る。
ビジネス・スタンダードが5月27日報じたところによると、既存のウラニウム鉱山は何れもEast Singhbhum県内のJadugoda/Bhatin/Narwahに位置するが、原子力局(DAE:department of atomic energy)傘下の原子鉱物部(AMD:atomic mineral division)から関係認可を取得したUCILは、既にジャールカンド州Jamshedpurから20キロ前後のBandohoranga(East Singhbhum県内)、メガラヤ州Shillongから40キロのDomiasat、アンドラプラデシュ州Hyderabadから約200キロのLambapurにおいて新ウラニウム鉱床を発見している。Bandohoranga/Domiasat/Lambapurのウラニウム鉱石の品質は、Jadugoda/Bhatinのそれを上回ると言う。
UCILはジャムシェドプル近郊Turamdihの処理施設の操業再開を準備する一方、Bandohorangaの635.43エーカーの土地の取得作業に着手した。メガラヤ州政府とアンドラプラデシュ州政府の認可はまだ取得していないが、DomiasatとLambapurにおける必要な土地の広さや開発コストの見積もり作業を目下進めている。
しかし、UCILのプロジェクトは環境保護の上から地元住民や非政府組織(NGO)の反対に直面する恐れが有る。また立ち退き等で影響を受ける住民のリハビリテーションや補償問題も生じる見通しだ。
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