2003-05-30 ArtNo.31261
◆IPCL年産量、リライアンスの管理下に18%アップ
【ムンバイ】Indian Petrochemicals Corporation Ltd(IPCL)の生産量は、Reliance Industries Ltd(RIL)グループの傘下に入って後、過去1年間に18%の拡大を見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月26日報じたところによると、IPCLがグジャラート州Vadodaraに設けたナフサ・ベースのクラッカーと、グジャラート州Gandhar及びマハラシュトラ州Nagothaneに設けたガス・ベースのクラッカーの生産量はそれぞれ14%、29%、9%の成長を見た。これら3つの施設には何れも総合的なリニア・プログラミング・モデルが導入され、生産の最適化が図られている。
IPCLの2002-03年の営業マージンは、前年の8.7%から10.5%に改善、純益は同90%増の204クロー(US$4351万)、売上げは同6%増の5029クロー(US$10.73億)をマークした。売上げの伸びは、販売価格の5.8%アップと、販売ボリュームの0.2%の拡大に伴うもの。またハイ・コスト・ローンを低金利ローンに転換することにより利子支払いは22%減の296クロー(US$6313万)に縮小した。
IPCLを傘下に収めたRILは、世界第11位のポリマー生産者になった。RILはReliance Petroinvestmentを通じIPCLの46%のシェアを握っている。RILはその年次報告書の中で、ビジネス統合の利益は近い将来全面的に目にされ、長期的な財政の健全化につながるだろうと指摘している。
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