1995-09-13 ArtNo.3126
◆<星>新興商社ウィンドミル、内外証取への上場検討
【シンガポール】イノパシフィック・ホールディングズのゴピナト・ピライ元専務(MD)を会長に招えた地元新興商社のウィンドミルは中核とする貿易/兵站サービス業務を補完する資産ベースの収入拡大や国際化を促進するため、内外証取への上場を計画している。
新ロゴ発表前の記者会見の席上、ピライ新会長が語ったところによれば、1978年にデービッド・ホー現専務取締役(MD)により設立されたウィンドミルは1992年には公認国際トレーダー(AIT)資格も認められ、今年の年商は2億8000万Sドル、純益は350万Sドルに達する見通しだ。現在営業額の70%が鋼材貿易に依存しているが、ベトナム、ミャンマー、インド、カンボジア等における複数の新プロジェクトを準備、海外支店の増設や船団の拡張も検討している。現在持ち船は2隻で、別に8隻をリースしている。船団の拡張や資産ベースの拡大には800万~1000万米ドルを必要とするが、既存の株主にはこうしたゆとりがない。そのため英国証取上場企業及びナスダック登録企業への資産注入によるバック・ドア・リスティング、地元証取への上場、社債発行による低コスト資金の調達等が検討されていると言う。(ST,BT:9/12)
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