2003-05-28 ArtNo.31247
◆Hindustan Zinc、ラジャスタン工場の製錬能力拡張計画
【ムンバイ】Sterliteグループに加わったインド最大の亜鉛/鉛生産会社Hindustan Zinc Ltd (HZL)は、ラジャスタン州Chanderiyaに設けた製錬施設の年間生産能力を10万トンほど拡張する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月27日業界筋の消息として報じたところによると、HZLは海外で既に7500万米ドルを起債、残りの資金は国内の金融機関から調達する計画だ。ドイツ企業Lurgiと技術ライセンス契約を結び、エンジニアリング契約も発注していると言う。しかしHZL筋は、以上の消息にコメントすることを控え、適切な時期に発表を行うとだけ述べた。
当該製錬所の現在の年産能力は7万トン。HZLは傘下に4製錬所を有し、合計製錬能力は17万トン。また同社傘下の6つの鉛/亜鉛鉱山の合計年産能力は349万トンにのぼる。HZLは採鉱から製錬までをカバーする一貫生産を強味としている。国内消費量は27万トンで、不足分は主に中国から輸入している。
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