【バンガロール】インドのソフトウェア&サービス会社の95%がいわゆる“事業継続管理(BCM:Business Continuity Management)”態勢の構築に取り組んでおり、また銀行・金融サービス、保険、ソフトウェア&サービス・プロバイダー等がBCMイニシアチブを最も重視している。
ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)が国際会計事務所KPMGと共同でインド・ソフトウェア&サービス部門のBCM準備度に関する初歩的調査を行ったところ、回答者の95%がBCMを目下実行段階のイニシアチブと回答した。
BCMは“ビジネス・サポート・システムの継続性を維持する手段を開発し、またビジネス活動が中断するリスクを最小限に抑制する企業活動全般を通じたリスク・ベースのアプローチ”と定義される。
デカン・ヘラルドとインディアン・エクスプレスが5月23日伝えたところによると、関係調査の回答者の66%は、これらの企業の主要サイトが壊滅もしくは業務不能に陥っても操業を継続できると回答した。BCMは、人、プロセス、技術の効率的管理を通じてビジネス・システムの有用性、信頼性、蘇生能力を最大限に高める。
企業はBCMを通じ、顧客サイドのリスクの78%、納入業者サイドのリスクの80%、ITハードウェア&ソフトウェア・サイドのリスクの80%、ビジネス中核処理リスクの78%、ビジネス・パートナーのリスクの52%をそれぞれカバーしていると言う。