2003-05-26 ArtNo.31237
◆ヤマハ、1500人整理/納入業者も削減し組織強化
【ニューデリー】Yamaha Motor India Ltd(YMIL)は、ハリヤナ州Faridabadとウッタルプラデシュ州Surajpur工場の臨時雇用者の全員解雇等を通じ、1500人を整理したのに続き、納入業者も半分に削減、組織再編を図っている。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが5月22日報じたところによると、こうした引き締め措置と平行した売上げの拡大により、2002-03年会計年度に赤字を返上したYMILは、今年はさらに40%増、1400クロー(US$2.96億)の売上げと純益計上を目指している。
YMILのSK Taneja重役(ED)によると、依願退職スキーム、配置転換、移籍に加え、臨時雇用者の解雇を通じて1500人を整理した。これにより収益性は2002年10月以来30%アップした。こうした努力により昨年は損益を均衡させたが、今年は純益達成を目指す。
また納入業者の数を350社から230社に縮小した同社は、今年末までにさらに180社に削減する計画で、これにより年間100クロー(US$US$2112万)を節約できる。
YMILはこのほど発売した106cc/4ストローク・モーターサイクル“Libero”を梃子に今年は昨年比23%増の40万台の販売を目指している。同社は1100ccのハイパワー・モーターサイクルを完成車輸入する可能性を検討、目下市場調査を進めていると言う。
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