2003-05-26 ArtNo.31233
◆リライアンス、US$6千万投じPET製造施設増設
【ニューデリー】Reliance Industries Ltd(RIL)はグジャラート州Haziraに300クロー(US$6335万)を投じ新ポリエチレン・テレフタレート(PET)製造施設を設ける。
ビジネス・スタンダードが5月23日伝えたところによると、新プラントの年産能力は13万トンで、DuPontが技術支援を提供する。RILは既にHaziraに年産8万トンのPETプラントを擁する。
RILオフィシャルによると、同社は高純度テレフタル酸(PTA)の余剰が存在するため、新PET工場を建設し、一層の後方統合化を図る。工事は今年6月乃至7月にスタート、2004年末の操業開始を目指すと言う。
ちなみにIndian Oil Corp(IOC)もハリヤナ州Panipatに年産53万トンのPET工場を建設中で、向こう数年間にインド国内のPET製造能力は大幅に拡大する見通しだ。アナリストは、国民1人当たりのPET消費量が依然として極めて低いことから、需要の拡大が望めると指摘した。
一方、RILは傘下のIndian Petrochemical Corporation Ltd (IPCL)がグジャラート州Barodaに設けた合成ゴムの年産能力も現在の5万トンから2年内に2倍に拡大する計画だ。
RILはまたHaziraかグジャラート州Jamnagarにパイロット・プラントを設け、エンジニアリング・プラスチック市場に進出することも準備している
RILはこうした拡張計画を通じ、今会計年度中に輸出ビジネスを少なくとも25%拡大する計画とされる。ドゥバイを輸出ハブとして利用している同社は、2004年4月までに事業の一層のグローバル化を図る計画だ。
|