SEAnews 2003-05-23 ArtNo.31225

【ムンバイ】General Motors (GM)は、インドにおける自動車製造能力を現在の年間1万2000台から4万台に拡張する計画だ。
ビジネス・スタンダードが5月20日伝えたところによると、General Motors India(GMI)のAditya Vij社長兼ＧＭはこのほど記者会見し以上の計画を明らかにするとともに「我々はこれまでにインドに1200クロー(US$2.53億)を投じて来たが、今年末までに新たに180クロー(US$3801万)を投資する」と語った。
ＧＭＩは19日ムンバイでコンパクト・ハッチバック・カー“Corsa Sail”を発売した。同社はこの他に中型車Corsaとステーション・ワゴンCorsa Swingを販売している。Vinay Dixit副社長(ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ)によると、今年は1万6000台の販売を目指しているが、これにはCorsaモデル合計1万5000万台が含まれる。
Corsa SailはOpel VectraとSubaru Forresterに次ぎ、ＧＭＩが今年発売した3番目のモデルで、この他、Corsaのディーゼル・バージョンの発売も検討している。しかしディーゼル・バージョン発売の具体的日取りを明らかにされなかった。Corsaファミリーにはピック・アップ・トラックも含まれるが、インド市場に投入される可能性は少ない。同社は今年、さらに多くのモデルをインド市場に投入することを検討しており、これらには、大宇(Daewoo)のエントリー・レベル“Matiz”及びプレミアムＣセグメント・カー“Nubira”、さらにはイスズの多用途車(multi-utility vehicle)“Panther”が含まれる。
今年の目標販売台数を実現するには、工場の稼働率を100％以上に引き上げねばならないが、拡張工事が完了すれば、来年の生産能力は4万台にアップすると言う。