【ニューデリー】モーターサイクル・メーカー、Yamaha Motor India Ltd(YMIL)は今年、昨年比23%増の40万台を販売、黒字転換を図る計画だ。
エコノミック・タイムズが5月21日伝えたところによると、YMILの渋谷昌彦重役(CEO)はPTI通信に以上の抱負を語った。それによると、23%の売上げ増と製品品目の拡大により、ボトムラインも改善する見通しで、昨年営業利益を計上した同社は、今年は純益計上を目指している。
またYMILは、2年内に日本以外では最大のヤマハ・バイクの製造・輸出ハブになるものと見られる。目下のところ、年間50万台を製造、内10万台を輸出しているインドネシア工場が海外における最大の製造・輸出ハブになっている。同工場はその製品をメキシコ、中南米諸国に輸出している。YMILの累積投資額は700クロー(US$1.478億)で、昨年の生産台数は32万5000台を記録した。インドネシア工場は比較的低マージンの2ストローク・モーターサイクルを輸出しており、輸出額の上からすれば、YMILとインドネシア工場は既に肩を並べている。
YMILは近い将来、ハイパワーなモーターサイクルを発売する可能性を否定しないが、今後も引き続き大衆市場向けコミューター・カテゴリーに照準を合わせて行くと言う。