SEAnews 2003-05-23 ArtNo.31223

【ムンバイ】ホンダの完全出資子会社Honda Motorcycles & Scooters India (HMSI)は、来年からモーターサイクルの製造に乗り出すのに伴い、二輪車の製造能力を33％、15万台ほど拡張する。
ビジネス・スタンダードが5月20日、ＨＭＳＩ幹部の言として報じたところによると、同社は既存工場に近いハリヤナ州Gurgaonに25エーカーの土地を確保しており、今会計年度末までに年産能力を現在の45万台から60万台に拡大する。同拡張計画には300クロー(US$6334万)が投じられる。追加される設備では、モーターサイクルとスクーターの何れでも必要に応じて製造できる。インドのスクーター市場が持続的縮小を見ているにも関わらず、ＨＭＳＩは今年の売り上げ目標を当初の24万台から35万台にほとんど50％上方修正した。
今年4月にBajaj Autoを追い越しインド最大のスクーター会社になったＨＭＳＩは、マニュアル・ギアの“Eterno”と自動変速ギアの“Activa”及び“Dio”を生産している。今年はActiva20万台とEterno10万台を販売、残りは輸出する計画だ。モータースクーターDioは主に輸出されている。
ＨＭＳＩ幹部は、インド市場における次のモデルが恐らくモーターサイクルになることを確認したが、詳細を語ることを避けた。ＨＭＳＩは最近親会社のホンダと共同で研究開発(R&D)センターを設けており、同センターはインド市場に将来投入するモデルを決定すると言う。