2003-05-23 ArtNo.31220
◆オフショア業務がソフトウェア・ビジネスの60%に:ESC
【ニューデリー】オフショア業務が急成長を遂げ、2002-03年にはコンピューター・ソフトウェア及びサービス・ビジネス全体の60%のシェアを占めた。
デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが5月20日報じたところによると、電子製品/コンピューター・ソフトウェア輸出促進委員会(ESC:Electronics and Computer Software Export Promotion Council)はこのほど以上の数字を明らかにした。
それによると、コンピューター・ソフトウェア及びサービス、情報技術(IT)、IT対応サービス(ITES)、ソフトウェア製品、その他の関連サービスの2002-03年の輸出額は4万6500クロー(US$95億7000万)を記録した。この内ITESを除く収入は34500クロー(US$70億9000万)、その60%に相当する2万700クロー(US$42億5000万)がオフショア業務、同40%に相当する1万3800クロー(US$28億3000万)がオンサイト業務だった。オンサイト業務の売上げは前年を3%下回ったが、オフショア業務のシェアは、対照的に2000-01年の44%から2002-02年の56%、2002-03年の60%に拡大している。
2003-04年のオフショア業務予想売上げは米ドル建てで51億4000万米ドルと、昨年の42億5000万米ドルを21%上回るものと予想される。それに反してオンサイト業務売上げは、前年比2.5%の縮小が見込まれる。
こうした傾向は、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)が今後もコンピューター・ソフトウェア及びサービス輸出の主流を占めることを示していると言う。
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