2003-05-23 ArtNo.31216
◆GAIL、US$8446万投じポリマー生産能力拡張
【ニューデリー】国営ガス会社GAIL India Ltdは、向こう3年間にウッタルプラデシュ州のPata工場に400クロー(US$8446万)を投じ、ポリマーの年産能力を現在の30万トンから44万トンに拡張する。
ビジネス・スタンダードが5月21日報じたところによると、第1段階では60クロー(US$1267万)が投じられ、2004年末までに5万トンのキャパシティーが追加される。GAILのProshanto Banerjee会長兼MDによると、同社はまたNational Iranian Petrochemical Company (NIPC)と、その製品を海外で共同販促する初歩的協議を進めている。ポリマー生産能力の拡張と海外マーケッティングのコストは内部資金で賄う。
Banerjee氏によると、国民1人当たりのプラスチック消費量は3.8キロと、世界平均の19キロを遙かに下回るため、インド国内市場の成長の潜在性は大きい。このため同社も国内市場の開拓に重点を置いていると言う。
一方、Industrial Development Bank of India(IDBI)は、GAILがHaldia Petrochemicals Ltd (HPL)の10%のシェアを200クロー(US$4223万)前後で買い取る可否に検討を加えており、最終方針は今年末までに決定される。
化学・石油化学製造業者協会(CPMA:Chemicals and Petrochemicals Manufacturers Association)は国内のプラスチック消費量が2005-06年には640万トンに達すると予想している。こうした中で、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)は、石油化学産業の大部分のプレーヤーが設備能力の拡張を計画していると報じている。
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