SEAnews 1995-01-27 ArtNo.312

【クアラルンプル】マレーシア政府はホテル業界が宿泊客から電話使用料を徴収するのは違法と判定、実状調査に乗り出した。
サミー・ベルエネルギー郵政通信相が25日語ったところによると、同相はこの日の閣議で、現行法の下では、テレコム・マレーシアにのみに電話料金の徴収が認められており、ホテル業界が宿泊客から上乗せ料金を徴収するのは違法であるとの報告を行った。同相は電信局(TD)に早急にホテル業界代表と会談し、上乗せ料金の徴収停止を指示させる方針だ。またもし同指示が守られないなら関係法に基づき適当な措置を講じる。しかし仮にホテルが先進的な電話施設に数百万Ｍドルを投資したとするなら、当該ホテルは当局に最低限の料金徴収許可を求めることができる。その際ホテルは当該料金の必要性を政府に納得させねばならないと言う。去る日曜ＮＳＴ紙は一部のホテルが30～50％の上乗せ電話料を徴収しているとし、宿泊者らの苦情を報じていた。(NST:1/26)