2003-05-19 ArtNo.31198
◆Orchid Chem、華北製薬の製品を近く発売
【ムンバイ】タミールナド州チェンナイ拠点のOrchid Chemicals & Pharmaceuticals Ltd(OCPL)は、中国の合弁事業パートナー、華北製薬集団(NCPC group)の製品からセファロスポリン(cephalosporin)とバイオテクノロジー薬品をインド市場に投入する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月16日報じたところによると、OCPLのK. Raghavendra Rao重役(MD)は先週木曜記者会見し以上の計画を語った。それによると、NCPCグループとの合弁事業の第1段階は向こう6ヶ月間に稼働、上記2製品は今会計年度中に発売される。同合弁事業の2003-04年度売上げは600万~700万米ドルに達する見通しだ。
他方、OCPLは今年内に米国食品薬品局(FDA:Food and Drug Administration)に対し、薬品マスター・ファイル(DMF:drug master file)8件と簡略化新薬申請(ANDA:abbreviated new drug application)4件を提出する予定だ。
また規制の厳しい先進国市場における売上げは2倍に拡大する見通しで、欧米における売上げは現在の2500万米ドルから4000万米ドルに拡大するものと見ている。規制の厳しい市場における売上げの内訳は、cephalexin500万米ドル、新製品500万米ドル、滋養薬(nutraceutical)500万米ドル、欧州営業額2000万米ドル。このため今年のトップラインは輸出に牽引され、40%の成長が望める。
OCPLは多くの多国籍企業と下請け研究契約交渉を進める一方、2004年には、手持ち新分子種(new molecule)の内2件のライセンスを、多国籍企業に提供する計画だ。既に多国籍企業2社と機密保持契約(confidentiality agreement)を取り交わしている。
今年は450クロー(US$9502万)の負債の内80クロー(US$1689万)を返済、また高金利のルピー建て借入100クロー(US$2112万)を、米ドル・ローンに転換する計画だ。これにより金利負担を6.5%に引き下げることができると言う。
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