【ハイデラバード】ヤマハが100%出資するYamaha Motor India Pvt Ltd(YMIPL)は、2年内にインド・モーターサイクル市場におけるシェアを23%に引き上げ、ナンバー・ツーの座を目指す。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが5月16日報じたところによると、YMIPLのRR Prasad副社長補(マーケッティング)は、アンドラプラデシュ州Hyderabadにおける3ショールーム(新ディーラー3店)の開所式と、106cc/4ストローク/空冷/SOHC(Single Over Head Camshaft)エンジン搭載モーターサイクルLibero(4万3603ルピー)の公式発売式の席上、以上の目標を明らかにした。
YMPILは昨年モーターサイクル33万台を販売、約10%のシェアを占め、Hero Honda Motors Ltd(HHML)/Bajaj Auto Ltd (BAL)/TVS Motor Companyに次ぎ4位にランクされた。YMIPLは現在、従来のモデルRajdootとRX135に加え4つの新モデル、即ちCrux、Crux-R、Libero、Enticerを擁し、Liberoは月間約7000台、Enticerは同4000台が販売されている。市場シェア・ナンバー・ツーを目指すには18~24%のシェアを獲得する必要があり、YMIPLはLiberoの月間販売台数を1万台に引き上げることを目指している。インドは2005年にEuro-II排ガス基準を導入するため、テクノロジーで他社をリードする同社の市場シェア拡大に有利に作用する見通しだ。
YMIPLは昨年3万5000台を輸出、インドからのモーターサイクル輸出でトップに立ったが、今年も昨年比40%増の約5万台(全製品の32%)の輸出を目指していると言う。