SEAnews 2003-05-16 ArtNo.31169

【ニューデリー】製造業部門の力強い復調に助けられ、2002－03年の工業生産指数(IIP)の伸び率は、前年の2.7％から5.8％に加速した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが5月12／13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)のデータを引用し報じたところによると、製造業部門の伸びは前年の2.9％から6％に、鉱業部門は同1.2％から5.8％に、電力部門は3.1％から3.2％に、何れも成長速度を速めた。
また資本財部門の成長率は前年の－3.4％から10.4％に、消費財部門は同6％から7.2％に、基本財部門は同2.6％から4.8％に、中間財部門は同1.5％から3.8％に、それぞれ成長を加速させた。
また17業種中13業種がプラス成長を記録、飲料／タバコ／関連品は27.3％、繊維製品は15.6％、運輸機器は14.9％、食品は10.7％と、何れも二桁成長をマークした。しかし木製品は－17.8％、皮革製品は－2.9％、綿製品は－2.4％、いわゆるその他の製造業製品は－0.5％と、マイナス成長に陥った。
一方、2003年3月のＩＩＰ伸び率は、前年同月の3.2％から6％に加速、製造業部門は同3％から6.8％に、鉱業部門は同3.2％から6.6％に、それぞれ改善したが、電力部門の成長率は前年同月の5.2％から－1％に落ち込んだ。
基本財部門の3月の成長率は4.1％、資本財部門のそれは8.2％、中間財部門は7.6％、消費財部門は6.1％を記録した。消費財部門の中では耐久消費財部門が－12.7％と振るわなかったのに対し、非耐久消費財部門は12.5％と、好調な成長を記録した。