SEAnews 2003-05-14 ArtNo.31159

【バンガロール】ソフトウェア・ソリューション・プロバイダー、Blue Star Infotech Ltd(BSIL)は、今年はいわゆる年金契約(annuity contracts)方式を梃子に成長を加速する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月10日報じたところによると、ＢＳＩＬのParmod Bhalla重役(MD)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによるとＢＳＩＬは現在、Hewlett-Packard(HP)やYork International等、多年性の年次契約顧客6社を擁する。ＨＰ社は今年も最大顧客の地位を維持するものと見られる。昨年同社は年金契約顧客4社を新たに獲得した。年金契約は安定した収入源と成り、今年のビジネスの成長は主にこの種の顧客により牽引される見通しだ。
昨年はグローバルＲ＆Ｄ(GRD)業務とシステム統合業務(SIP)部門が大きな成果を上げ、売上げの約50％がこれら両部門で占められた。今年もこうした傾向が続くものと見られる。同社は既にこの方面のパイプラインを確保している。またビジネス・アプリケーション業務(BAP)の成長も予想され、取り分け小売り業と製造業領域における成長の潜在性が大きい。
中国ビジネスも順調に離陸した。同社はデザイン面で、中国の同業者に勝っており、この方面のケーパビリティーを梃子にフル・ライフサイクル・ソリューションを提供している。ＢＳＩＬの従業員は600人近いが、向こう14ヶ月間に400人の増員を予定している。
現在のところ日本市場へのエクスポージャーが最大で、中国における重症急性呼吸器症候群(SARS:Severe Acute Respiratory Syndrome)流行の影響はほとんど受けていない。
ＢＳＩＬの2003年3月期年商は前年比24％増の79.6クロー(US$1681万)、純益は同26％増の16クロー(US$338万)をマークした。2004年には売上げと利益の各20％の成長を目指していると言う。