2003-05-14 ArtNo.31156
◆Shell、30年ぶりにインド石油小売り市場に復帰
【テヘラン】Shellは1972年にインド子会社がBharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)として国営化されて以来30年以上を経た今、再度インドの石油製品小売り市場に復帰する。
エコノミック・タイムズが5月12日報じたところによると、Ram Naik石油天然ガス相は12日当地で、以上の消息を語った。それによると、インド政府はShell of India Pvt Ltd(SIPL)がインド国内において交通燃料の小売りビジネスを手がけることを認めた。これに対してSIPLは、炭化水素資源部門に2000クロー(US$4.22億)を投資する保証として500クロー(US$1.056億)の銀行保証を提出すること、インド国内に設ける石油製品小売り網の11%は僻地に配置すること、以上の約束を履行する年次スケジュールを政府に提出すること等を約束した。
インドの国営石油会社は現在全国に約2万店の小売店網を展開しているが、これに加えてRelianceグループが5849店、Essar Oilが1700店、Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)が600店、Numaligarh Refineryが510店の小売店網を設けることを約束しており、SIPLは約2000店の小売り網を構築する。SIPLは主にインド国内の製油所から石油製品を調達する方針と言う。
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