2003-05-09 ArtNo.31136
◆Varroc、第6工場設けLGにプラスチック部品供給
【ニューデリー】年商285クロー(US$6018万)のプラスチック・パーツ・メジャー、Varroc Engineeringは11.5クロー(US$243万)を投じ、ウッタルプラデシュ州Greater Noidaに第6プラントを設けた。
インディアン・エクスプレスが5月6日報じたところによれば、年間製造能力3000トンの新設備は主にLG Electronicsの冷蔵庫製造施設にプラスチック射出成形部品を納入するためのもので、両社の戦略提携の一環。LG筋によると、同社はこの他、カラー・テレビジョン(CTV)及びコンピューター・モニター部品もVarrocから調達する。
新施設はまたBajaj Auto、Honda Motorcycle & Scooter、Yamaha、Telco、Mahindra & Mahindra、LML、Tata Toyo Radiators、Fiat India等向けの自動車関連部品の製造も手がける。Varrocの顧客は目下のところ大部分が自動車関連企業となっている。Varroc筋によれば、同社はより多くの自動車業界顧客の獲得を図っており、需要次第では設備拡張に一層の投資を行う。VarrocのTarang Jain重役(MD)は、「LGとは、相互に利益を得られるような長期的な戦略提携を結ぶことを希望している」と語った。
LG筋によると、Varrocとはまだその種の長期的戦略提携を正式に結んでいないが、そうした提携に応じる用意が有ると言う。新設備の落成式に臨んだLG Electronics IndiaのKwang-Ro Kim重役(MD)は、「僅か3ヶ月足らずで新設備を稼働させ、LGに対するコミットメントを立証したVarrocとは、長期にわたる健全な関係を樹立したい」と挨拶した。
新設備はVarrocにとって、マハラシュトラ州Aurangabadとマハラシュトラ州Puneのものに続き、第6番目の工場で、2003-04年の目標売上げ400クロー(US$8446万)に7~8%貢献する見通しと言う。
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