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2003-05-09 ArtNo.31131
◆鉄鋼生産能力、5年内に大幅拡大
【コルカタ】インドの鉄鋼生産能力は向こう5年間に少なくとも785万トン拡張される見通しだ。
ビジネス・スタンダードが5月6日伝えたところによると、Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は、100万トン拡張計画を既に発表しており、Ispat Industries Ltd(IIL)は鉄鋼完成品の生産能力を210万トン、Jindal Vijaynagar Steel Ltd(JVSL)は330万トン、国内最大の条鋼メーカー、Rashtriya Ispat Nigam Ltd(RINL)は145万トン、それぞれ拡張する計画だ。
JVSLのS K Gupta副会長によると、同社は目下のところ熱間圧延(HR)鋼板を160万トン生産する能力を有するが、第1期工事で80万トン、第2期工事で250万トンの拡張を計画している。第2期工事のコストは2500クロー(US$5.28億)前後と見られる。
昨年150万トンのHRコイルを生産したIILは、210万トンの生産能力追加を計画している。IILスポークスマンによると、同社の生産能力は今年9月までに240万トン、2004年3月までに300万トン、2005年までに360万トンに拡張される。
RINLはアンドラプラデシュ州Visakhapatnam工場の生産能力を現在の350万トンから2020年までに1000万トンに拡張する。第1期工事は2007年までに完成し、生産能力は500万トンに拡大される。
鉄鋼省傘下Joint Plant Committee(JPC)のデータによれば、国内の粗鋼生産は2000-01年の2689万トンから2001-02年の2796万トンに拡大、同期の鉄鋼完成品消費は2740万トンに達した。また条鋼の需要は4%増の1270万トン、鋼板の需要は3%増の1470万トンを記録した。しかし2001年度は鉄鋼業界にとって最悪の年だった。
鉄鋼業界筋によると、政府がインフラ・プロジェクトに拍車をかけるのに伴い国内需要は拡大する見通しで、また2008年の北京五輪に向け中国の需要も旺盛さを維持するものと見られる。価格は20年来の最高水準にあり、鉄鋼業界は設備拡張投資を行う絶好の機会を迎えていると言う。
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