2003-05-07 ArtNo.31113
◆ワールプール、親会社へのロイヤルティー支払いを再度延期
【ニューデリー】家電メーカーWhirlpool of India Ltd(WIL)は1997年に、親会社Whirlpool Corporationに対するロイヤルティー支払いを2002年まで延期したが、このほどさらに2年間の繰り延べを決め、政府に認可を求める方針だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月30日報じたところによると、WILは4月29日の取締役会で以上の方針を決めた。WIL筋によると、同社は深刻な財政難から親会社に対するロイヤルティー支払い停止を決め、外国投資促進局(FIPB)の認可も取得した。
当初の計画では2000年から2007年まで、国内売上げの5%と輸出売上げの8%をロイヤルティーとして支払うはずだったが、2003年から2010年の間に支払うことに繰り延べられていた。WILは2000年に黒字に転換、今年は15%の成長を目指している。2002年12月期の純益は、前年の9.12クローから8.65クロー(US$183万)に僅かな落ち込みを見た。落ち込みは依願退職スキームに伴うもので、2002年12月期の年商は1223.6クロー(US$2.58億)を記録した。
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