2003-05-05 ArtNo.31098
◆鉄道空調設備業者Sidwal、家庭用エアコン市場開拓目指す
【ニューデリー】鉄道/テレコム領域の空調設備サプライヤー、Sidwal Refrigeration Industries(SRI)は、今年は家庭用エアコン市場に進出、この種のエアコン約1万台を販売することを目指している。
インディアン・エクスプレスが5月2日、SRIのSher S Sidhu重役(MD)の言として伝えたところによると、ShatabdiやRajdhani Expresses等の都市間高速鉄道や宮殿列車Palace on Wheelsを含む客車500台分以上の空調設備を納入した実績を有するSRIは、最近Delhi Metro Rail Corporation (DMRC)向け43キロ・ワット(KW)のクーリング・ユニットの製造契約を獲得した。同クーリング・ユニットは、韓国の車両メーカーRotemの相手先商標製造業者(OEM)を務めるオーストラリア企業AITからライセンスを得て製造する。ちなみに地元Bharat Earth Movers Ltd (BEML)はRotemからライセンスを得て、DMRCのために客車を製造する。
ハリヤナ州Faridabadに年産5万ユニットの製造施設を保持、ヒマチャルプラデシュ州にも別に組み立てユニットを擁するSRIは、HMM/Satluj/Rana等の主要客車製造会社にその製品を納入しており、ウッタルプラデシュ州Varanasiで運行する4000馬力のGeneral Motors製高速ディーゼル機関車BAAZの空調施設やマレーシアに輸出される2300馬力機関車のエアコンも納入した実績を有する。
SRIは2ヶ月前にはAlstom LHBにより開発された高速軽量客車用ドイツ製エアコンの代用として、客車の屋上に据え付けるコンパクト・エアコン40ユニットの納入契約を獲得した。
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