SEAnews 2003-05-02 ArtNo.31092

【ニューデリー】与党インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)とインド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)の関係冷却が伝えられる中、ＢＪＰのM Venkaiah Naidu党首は4月29日に催されたＣＩＩの年次総会の席上、経済運営、政治改革、人口抑制等の面で国民の幅広いコンセンサス形成を重視するＢＪＰの前向きのイメージを強調、経済界のリーダーらに党と政府に対する支持を訴えた。
インディアン・エクスプレスが4月30日報じたところによると、Naidu氏は「我々は何時でも産業界が直面する問題に関して相談に乗る用意が有る。我々は互いに意見を交換し、知り合う必要があり、譬え誰も訪れる者がなくても、我々はドアを開け放して待っている」とユーモアを交えて挨拶、喝采を浴びた。
同氏によると、ＢＪＰに限っては、巷間に囁かれるような、国会下院の早期解散など考えていないが、次期総選挙で下院における300議席を獲得、全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)による3分の2議席支配を実現する準備は整っていると言う。