2003-05-02 ArtNo.31078
◆公定歩合/現金準備率、各0.25%ポイント引き下げ
【ムンバイ】中央銀行(RBI:Reserve Bank of India)は4月29日、今年度の通貨・信用政策の一環として、公定歩合(Bank Rate)を6.25%から6%に0.25%ポイント即日引き下げるとともに、現金準備率(CRR:Cash Reserve Ratio)を5月14日より4.75%から4.50%に引き下げると発表した(注:主要紙は何れも『2週間後の6月14日より』としているが、2週間後とすれば『5月14日』の誤り?!)。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが4月29/30日、中央銀行の発表を引用し伝えたところによると、CRRカットにより銀行体系には約3500クロー(US$7.39億)の流動性が追加されることになる。RBIのBimal Jalan総裁は、公定歩合が向こう6ヶ月間同水準で安定することを期待するとし、一層の金利引き下げがないことを強く示唆した。それによると、新措置の目的は十分な流動性を注入し、信用の拡大に応じ、投資需要を満たすことにあると言う。
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