【ニューデリー】Jaswant Singh蔵相は近く国会で、付加価値税(VAT)の導入をさらに6~8ヶ月延期する方針を発表する見通しだ。
ビジネス・スタンダードは4月28日、与党インド人民党(BJP)のV K Malhotra幹事長の言を引用し、以上の消息を報じた。
全国各州政府の財務部長により構成されるVAT特別委員会(Empowered Committee of State Finance Ministers on VAT)の議長を務める西ベンガル州政府のAsim Dasgupta財務部長は、4月1日に付加価値税(VAT)を採用したハリヤナ州に加え、6月1日から新たに15州と2連邦直轄地がVATを導入すると、これ以前に発表したが、数日前にBJP代表はAtal Bihari Vajpayee首相と会見、VAT導入州と非導入州が並立するのは望ましくなく、同党としては導入延期を希望すると申し出た。
Malhotra氏によると、現状では16州中10州が法案さえ完成させていない。ハリヤナ州がVATを導入しても、パンジャブ州とデリーが導入しないなら、VATシステムは機能しない。このため全国一斉に導入する必要があるが、全国一斉の導入には6~8ヶ月を要する。間もなく蔵相が国会でこの点に関する発表を行うと言う。
シン蔵相は今週催される予算案の国会審理の席上、VAT導入の新たな期日を発表するものと見られるが、肥料価格制度の導入延期に続く新年度予算政策の新たな後退と言える。