SEAnews 2003-04-28 ArtNo.31047

【ニューデリー】中核インフラ部門6業種は2002－03年度に5.2％の成長を遂げ、前年の3.5％の成長率を上回った。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが4月23／25日、商工省の発表を引用し報じたところによると、セメント生産は前年の1億690万トンから1億1635万トンに8.8％(7.4%)、鉄鋼完成品は同3162万トンから3438万トンに8.7％(4.4%)、原油生産は同3203万トンから3307万トンに3.3％(-1.2%)、石油精製は同9977万トンから1億468万トンに4.9％(3.7%)、石炭生産は同3億2278万トンから3億3670万トンに4.3％(4.2%)、電力生産は同5152億5000万ユニット(kwh)から5314億3000万ユニットに3.1％(-)、それぞれアップした(括弧内は前年の数字)。
セメント部門と鉄鋼部門が顕著な成長の加速を見たのは、政府がナショナル・ハイウェー開発プログラム等、公共事業を積極的に推進したためと見られる。しかし電力部門は前年と同レベルの低めの伸び率にとどまり、取り分け水力発電は前年の739億4000万ユニット、前前年の744億8000万ユニットから637億7000万ユニットに、連続してマイナス成長を記録した。
また2003年3月に限っては、6業種全体で3.1％と、昨年同月の6％の成長の半ばにとどまった。部門別成長率は、セメント5.3％(10.1%)、鉄鋼完成品5.3％(11.4%)、石油精製10.2％(-3.2%)、電力－1％(5.2%)、石炭6.9％(3.9%)と、石油精製／石炭部門を除き、何れも前年同期の成長率を下回った(括弧内は前年同月の数字)。