SEAnews 2003-04-25 ArtNo.31040

【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のVimta Labs Ltd(VLL)は、2005年までに総合的臨床試験サービス会社になることを目指し、8クロー(US$165万)を投資するとともに、向こう1年間にさらに多くの科学者を雇用する計画だ。
ビジネス・スタンダードが4月21日伝えたところによると、ＶＬＬのS P Vasireddi会長兼ＭＤは、2002－03年度業績発表会の席上、以上の計画を語った。それによると、目下博士号所持者を含む220人の技術スタッフを擁するＶＬＬは、既に臨床前(pre-clinical)及び生物学的同等性(bio-equivalence)試験を手がけており、新薬開発のための第1段階の臨床試験を行う能力も備えている。また第2、第3段階の臨床試験を手がける能力を目下培っている。
2002－03年の売上げは前年の11.12クローから19.68クロー(US$407万)に77％、純益は同1.31クローから2.07クロー(US$43万)に57.48％拡大した。資本ベースは3.6クロー(US$74万)で、1株益は6ルピーをマークした。取締役はこのため昨年の11％の初配当に続き、15％の配当を決めた。同社は2003－04年度も同レベルの成長を見込んでいる。
事業拡張計画の一環として、タミールナド州Chennai／アンドラプラデシュ州Visakhapatnam／同Vjayawadaに新たに研究施設を設ける。チェンナイの施設は臨床試験及びパスラブ(path lab)業務を手がけ、他の2つの施設は純粋なパスラブとして専門試験を手がける。3施設は今年7月までに稼働する。ハイデラバード郊外Cherlapallyに設けられた既存のセントラル・ラボラトリーも周辺の土地を買い足し設備を拡張する。拡張コストは内部資金と短期・長期の借入で賄い、資本ベースの拡張は考えていない。とは言え適当な時期にボーナス・イシューを通じて増資を行う可能性も有る。
同社のサービスに対する内外の需要は安定した拡大基調を辿っており、2002－03年には欧州と米国及び近隣諸国から100万米ドルの注文を得た。ＶＬＬは、海外受注額を総売上の40％まで拡大することを目指している。また水／食品／滋養物／薬品／病理学的試験等、ヘルス領域に照準を合わせていると言う。