1995-09-11 ArtNo.3104
◆<馬>MAS会長、エアバスからボーイングに乗り換え示唆
【クアラルンプル】マレーシア航空(MAS)のタジュディン・ラムリ会長は8日、フランス当局が同社のパリ乗り入れ便数を今日の週2便から1日2便に拡大することを認めぬことから、エアバスの購入を見合わせ、ボーイングを採用する可能性を示唆した。
それによると、同氏はエアバス社がMASのパリ乗り入れ便数拡大に何等助力しなかったことに失望しており、仮に増便が認められないなら、今年末の新機種購入の選考に際してエアバスを除外するだけでなく、手持ちのエアバスを全て売却する可能性も検討する。今日エアバスA330-300を8機所有するMASは、近く別に2機のA330と1機のA300の引き渡しを受ける予定だ。また最近のロンドン、オーストラリア乗り入れ便の拡大やバンクーバー等への新規乗り入れで、同社は目下そのフリートの拡大を計画しており、ボーイング777の購入も検討していると言う。(NST:9/9)
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