2003-04-25 ArtNo.31039
◆Indo Rama、US$3億PSF拡張計画に対する優遇措置要求
【ムンバイ】マハラシュトラ州Nagpur県Butiboriに設けたポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)製造施設に1400クロー(US$2.89億)を投じて、キャパシティーの拡張を計画するIndo Rama Synthetics(IRS)は、州政府に対して総額2000クロー(US$4.136億)にのぼる各種優遇措置の適応を求めている。
エコノミック・タイムズが4月22日伝えたところによると、IRSはSushil Kumar Shinde首席大臣に宛てた4月21日付けの書簡の中で一連のコンセションを要求した。
拡張計画には連続重縮合プラントの設置が含まれ、インド最大のPSF製造施設が誕生する。工事は段階的に進められ、PSFの年間製造能力は、現在の28万トンから63万5000トンに拡張される。IRSは既に昨年同計画に着手しており、ドイツ企業Zimmer AGが関係工事を請け負っている。
IRSは既にマハラシュトラ州政府から2008年12月と2010年9月に期限が切れる2件の販売税優遇措置を認められているが、これを2018年まで、もしくは1579クロー(US$3.27億)の投資を全額回収するまで、延長するよう求めている。IRSは、この他、購買する機械設備及び鉄鋼/セメント等の建材に対する販売税を免除すること、水道料金を向こう10年間1立米7ルピーに固定すること、1ユニット2.50ルピーの優遇電力料を認めること、マハラシュトラ工業開発公社(MIDC:Maharashtra Industrial Development Corporation)のサービス料を現状レベルに維持すること、Butibori地区を特別経済区(SEZ)に指定すること、等を求めている。ちなみに同社はカルナタカ州では1立米当たり6.60ルピーの水道料(浄水)を支払っていると言う。
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