【ニューデリー】今年3月の乗用車販売台数は、主に消費税の8%カットに伴うMaruti Udyog Ltd(MUL)、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)、Hyundai Motor India Ltd (HMIL)等の好調な売上げに支えられ、6万7817台と、昨年同月の5万8864台に比べ15.2%の成長を見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが4月17日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の発表を引用し報じたところによると、これにより2002-03年通年の乗用車販売台数は、前年の50万9088台から54万1738台に6.4%増加した。
国内最大の乗用車メーカー、MULの3月の販売台数は良好なMaruti 800の売れ行きに牽引され昨年同月比26.2%増の3万5907台を記録した。しかし通年の販売台数は前年と同レベルの27万5000台にとどまった。Maruti 800の3月の販売台数は昨年同月の1万4340台から2万687台に急増した。
HMILの3月の販売台数は昨年同月の9513台から1万1526台に21.1%増加、通年のそれは17.8%増の10万3000台を記録した。
Telcoの3月の乗用車販売台数は昨年同月の8770台から1万831台に23.5%アップ、通年の販売台数は24%増の7万9525台に達した。Honda Siel Carsの3月の販売台数は24%増の1964台、General Motors Indiaは同5%増の1427台、Daimlerchryslerは同70%増の272台を記録した。しかしFordの3月の販売台数は昨年同月比39.2%減の1519台、Hindustan Motorsは同19.2%減の2030台、Fiat Spaは同66.2%減の1350台にとどまった。最近乗用車市場に進出したToyota Kirloskarは、同月CamryとCorollaを合わせて991台販売した。
また2002-03年通年の乗用車輸出台数は前年比35%増の7万1653台を記録した。