1995-09-11 ArtNo.3102
◆<馬>シーメンス・チーム、高速鉄道リンク事業獲得か
【クアラルンプル】タブン・ハジ・テクノロジーズ(THT)Sdn Bhdに率いられるチームがブリック・フィールズのシティー・エア・ターミナルとスパンのクアラルンプル・インターナショナル・エアポート(KLIA)を結ぶ総コスト20億Mドル余のエクスプレス・レイル・リンク(ERL)プロジェクトを獲得するのではないかと予想されている。
総理府経済計画局(EPU)は30年間のBOO(建設/経営/所有)方式によりERLの建設契約を発注する方針で、最近地元企業に入札を求めたが、消息筋はプロジェクトのオーガナイザーや金融機関方面の感触からすれば、THTチームが契約を獲得する可能性が高いと評している。THTは巡礼基金タブン・ハジがハイテク領域、取り分け通信、運輸、廃棄物処理、発電関連部門における新たなビジネス機会を開発するため昨年新設したもので、同社はドイツ企業シーメンスAGを技術パートナーとし、また地元のYTL Bhdと手を組んで入札に参加している。シーメンスはシティー・エアターミナルとKLIA間の55キロの旅程を30分で結べる高速電化鉄道に関わる技術を保持している。市場筋によると金融パッケージの準備も進められており、70億Mドルのイスラム式社債の発行が計画されているという。(STAR:9/9)
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