1995-09-11 ArtNo.3101
◆<馬>フィリップス、需要増見越しDTU機器を現地生産
【クアラルンプル】オランダ企業フィリップスの子会社フィリップス・グループ・オブ・カンパニーズ・マレーシアSdn Bhdはアジア地域におけるDTU(ダイレクト・ツー・ユーザー)衛星放送機器需要の増大を見越してデジタル・デコーダー(暗号解読装置)や関連装置の生産拠点をマレーシアに設ける計画だ。
フィリップス・ワールドワイドB.U.のR.L.van Oostenbrugge重役(MD)が8日催されたミーサット・ブロードキャスト社に対する衛星放送機材納入契約調印式後語ったところによると、マレーシアにおけるデコーダーの生産は1997年2月までに開始される。生産設備はマレーシア国内に存在するフィリップスの現地合弁工場内に設けられる可能性が有るが、生産そのものはフィリップスの完全出資で進められる。投資規模はミーサットのサービス範囲の拡大状況次第だが、2000年時のアジアのテレビジョン所有台数は欧州の3倍に達する見通しと言う。(NST:9/9)
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