2003-04-21 ArtNo.31003
◆中/韓/台企業、セット・トップ・ボックス市場に殺到
【ニューデリー】主要都市における限定受信方式(CAS:conditional access system)の採用が3ヶ月後にスタートするのに伴い中国、韓国、台湾製のセット・トップ・ボックスがインドに大挙流入するものと予想される。
エコノミック・タイムズが4月16日報じたところによると、7月14日には4メトロ(ニューデリー/ムンバイ/チェンナイ/コルカタ)において最初にCAS方式によるサービスがスタートする。
一部の企業は完全ノックダウン・キット(CKD)の組み立てを計画しており、地元企業が契約製造ビジネスを獲得する機会も存在する。ちなみに国内セット・トップ・ボックス市場における、受注から出荷までの所用時間は約3ヶ月とされる。
ヘッド・エンドとケーブル・オペレーターは依然として、デジタル方式を採用するか、アナログ方式にするか、方針を決めていない。こうした状況からすれば、ボックスを輸入するのが、安全な選択肢と言えそうだ。メトロにおけるボックスの需要は300万~600万ユニットと見積もられると言う。
|