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2003-04-16 ArtNo.30995
◆台湾VIA、インド工科大学とITソリューション・ラブ設置
【ムンバイ】コンピューター向けチップセットの開発/設計を手がける台湾企業VIA Technologies Incは、インドの大衆にも手の届く1万5000ルピー(US$310)未満のパーソナル・コニューター(PC)を開発するため、インド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)ムンバイ校と共同で、後者のKanwal Rekhi School of Information Technology (KReSIT)内に情報技術(IT)ソリューション・ラブを設置した。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月15日報じたところによると、これはVIAの“アフォーダブル・コンピューティング”イニシアチブに基づく第1ステップで、開発されたソリューションは、Tata Consultancy Services (TCS)/State Bank of India/Punjab National Bankの作業現場で実地テストされる。
TCSのS Ramadorai重役(CEO)によると、同社は目下IITと、スポンサーシップの額に関して詳細を詰めている。プロジェクトの目的は、インド市場の需要に応じるのみならず、より多くの人に受け入れられるユニークなソリューションを開発すること。
KReSIT主任を務めるDeepak Pathak教授によると、貧乏人や僻地の社会が商業情報や学習資源にアクセスする技術を開発することにより、デジタル格差を解消、インドが抱える農村問題を解決するのが、プロジェクトの主旨。
ラブには様々なキャパシティーのコンピューター約60台が備えられ、ソフトウェアの機能やハードウェア上の要求等がテストされる。
VIAはこれ以前から地元のコンピューター会社が1万5000ルピー未満のPCを開発・製造するのを支援しており、同社自身今年初に1万~1万5000ルピーのPCセットを発売、これまでに4万セットを販売した。VIAは一両年内にタミールナド州Chennai、カルナタカ州Bangalore、デリーにも同様のラブを開設する計画と言う。
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