2003-04-16 ArtNo.30992
◆MUL、3月の販売21%アップ、通年の販売2.5%ダウン
【ニューデリー】スズキが54.2%出資するインド最大の乗用車メーカーMaruti Udyog Ltd(MUL)の2003年3月の車両販売台数は、エントリー・レベルの乗用車“Maruti 800(M800)”の好調な売れ行きに支えられ、昨年同月(3万4728台)比21%増の4万2123台をマーク、過去最高記録を更新した。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが4月13/14日MULの発表を引用し報じたところによれば、この結果2002-03年通年の販売台数は32万7000台と、前年実績を2.5%下回った。これは主に上半期の販売が12%下降したためで、下半期には7%の増加が見られたものの、通年の販売台数はマイナス成長にとどまった。
3月のM800販売台数は昨年同月比44%増の2万687台を記録した。これには新年度予算において8%の消費税カットが発表され、M800の価格も1万1000~1万2000ルピー引き下げられたことが大きく関係している。
いわゆるBセグメントの小型乗用車“Alto LX”、“Zen”、“Wagon R”の販売は、それぞれ48%増の3012台、7%増の7492台、5%増の3024台を記録した。またプレミアム中型車“Baleno”の販売台数は58%増の153台、多目的車“Versa”は2倍の261台をマークした。しかし中型車“Esteem”と“Omni”vanの販売台数はそれぞれ6%と4%の落ち込みを見た。
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