【ニューデリー】今年2月の肥料生産は需要減退から昨年同月比7.4%減の109万トンにとどまった。
エコノミック・タイムズが4月14日、インド肥料協会(FAI:Fertiliser Association of India)の発表を引用し伝えたところによると、2月の窒素肥料生産は昨年同月比8.3%減の80万8000トン、燐酸肥料は同4.8%減の28万3000トンと、FAIの同月の目標生産量を各108トンと9万トン、それぞれ下回った。また2月の生産量は前月に比べても各13.9%と4.2%の落ち込みを見た。窒素肥料の生産は前月に比べ単体も配合肥料も下降、燐酸肥料は単体の生産が僅かに増加したものの、NP/NPK配合肥料の生産は下降した。
この結果、窒素肥料と燐酸肥料製造施設の稼働率は昨年2月の各87.3%と72.1%、今年1月の各92.9%と71.8%から今年2月の各80%と71%に下降した。