2003-04-14 ArtNo.30976
◆独企業Almamet、新世代脱硫物質製造施設オープン
【コルカタ】ドイツ企業Almamet GmbHとSunag Engineering Ltdの合弁に成るAlmamet Reagents Ltd (ARL)は10日、鉄鋼都市ジャールカンド州Jamshedpurに隣接したAdityapurに設けたマグネシウム・ベースの脱硫物質(DSコンパウンド)製造施設の開所式を催した。
ビジネス・スタンダードが4月11日、ARL筋の言を引用し伝えたところによると、Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)が新世代のDSコンパウンドの購入を確認したことから、Tisco工場の隣接地に新工場が設けられた。この日、TiscoのT Mukherjee重役(副MD)の立ち会いの下に開所式が催された新工場は、コンセプトが立案されて後僅か6ヶ月で稼働、昨年7月3日に初めてその製品をTiscoに納入した。Tiscoが採用を決めたため、他の鉄鋼会社もマグネシウム・ベースのDSコンパウンドの採用を検討し始めている。
今年度の予想売上げは12クロー(US$248万)強だが、インド国内の全ての鉄鋼会社が新世代のDSコンパウンドの採用を決めるなら30クロー(US$620万)に達する見通しだ。
ARLはマグネシウム・ベースのDSコンパウンドの他、外国企業と提携しDSランス、マグネシウム合金ベースのDSコンパウンド、ターニッシュ・ライニング(tundish lining)等の製造を手がけることを計画していると言う。
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