SEAnews 2003-04-11 ArtNo.30960

【ニューデリー】Honda Motorcycle and Scooter India (HMSI)は向こう3年間に300クロー(US$6203万)を投じて年間製造能力を現在の45万台から2005－06年までに75万台に拡張、来年はモーターサイクル市場にも進出する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズ、が4月9日報じたところによると、ＨＭＳＩの滝口社長兼CEOは150ＣＣのマニュアル変速スクーター“Eterno”の発表会の席上、以上の計画を明らかにした。ＨＭＳＩはハリヤナ州Manesarの既存工場にこれまでに300クローを投資、現在スクーター2モデル(Activa/Dio)の製造を手がけている。
昨年(2002-03)は1万1000台の輸出を含め前年比3倍以上の15万5000台を販売したHMSIは、今会計年度は35万台、そして2006年までにモーターサイクルを含め二輪車70万台の販売を目指している。ＨＭＳＩは既存工場で50～250ｃｃのモーターサイクルを製造する計画だ。モーターサイクルの製造に際しては、姉妹会社のHero Hondaと部品納入業者を一部シェアすることになるが、両社はそれぞれ独自の経営を維持する。
新モデルEternoは今年5月末までに全国規模で発売され、初年度に10万台の販売を目指す。ちなみにスクーターの市場規模は30万台と見積もられている。今年はまたラテン・アメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパ市場に2万台の輸出を目指すと言う。