1995-09-10 ArtNo.3094
◆<馬>テイラー・ワートン、炭酸ガス・タンク製造事業開始
【クアラルンプル】世界最大の低温容器製造会社として知られるTaylor-Wharton Asia (M) Sdn Bhdはシャー・アラム工場の拡張に伴い今年末から炭酸ガス・タンクの製造に乗り出す。
Harsco Corpとクンプラン・エマス・グループ傘下のSalcon Engineeringが70:30の合弁で設立したテイラー・ワートン・アジアのK.Y.チャン重役(GM)が12日に催された拡張工事落成式の席上語ったところによると、造船所や消火器用に用いられる炭酸ガス用タンクの製造注文が既に内外から寄せられている。当該工場は500万Mドルの拡張工事の結果、最大50トンまでの異なるサイズのタンクが製造できるようになった。同工場に対する累積投資額は1300万Mドルとなり、低温タンクの製造能力はこれまでの年間150ユニットから300ユニットに拡大、市場シェアも30%から50%にアップする見通しだ。これらのタンクには2000~5万リッターの液体酸素、ニトロジェン、アルゴンが貯蔵でき、製品の90%以上がアジア太平洋市場に輸出されると言う。(STAR:9/13)
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