2003-04-07 ArtNo.30924
◆AP州IT対応サービス輸出、ソフトウェア輸出を凌駕
【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州では昨年(2002-03)、GE Capital、HSBC Data Processing、Deloitte Consulting等による情報技術(IT)対応サービス(ITES:IT-enabled services)が目覚ましい成長を見たことから、ITES/BPO(Business Process Outsourcing)輸出が、ソフトウェア・サービス輸出を凌駕したものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月4日、オフィシャル・ソースの消息として報じたところによると、アンドラプラデシュ州Hyderabadに国内最大規模のセンターを設けたGE CapitalのITES/BPO輸出の伸びは凄まじく、一昨年、一挙に同州輸出業者のナンバー・スリーに浮上、昨年は、Satyam Computer Services Ltd及びWiproも追い越しトップに立ったものと予想される。
アンドラプラデシュ州当局の初歩的な見積もりでは、2002-03年度のITES輸出は2200クロー(US$4.55億)と、1800クロー(US$3.72億)と予想されるソフトウェア及びソフトウェア関連サービス輸出を凌駕したものと見られる。こうした中で、同州IT通信産業部は、2003-04年のソフトウェア及びITES輸出が各2500クロー(US$5.17億)、総額5000クロー(US$10.34億)に達すると見積もっている。とは言えイラク戦争がこれらの部門に如何なる影響を及ぼすかが、こうした目標を実現できるか否かの鍵になると言う。
これら部門の2001-02年度の輸出総額は合計2855クロー(US$5.90億)で、Satyamが363.44クロー(US$7515万)、Wiproが339.05クロー(US$7011万)、GE Capitalが294クロー(US$6079万)で、1位、2位、3位を占めた。Infosysの輸出も急成長しているものの、2002-03年にはGE Capitalがトップに浮上したもようだ。
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