【ニューデリー】今年の夏はエアコン市場の競争過熱が予想されているが、Whirlpool India Ltd(WIL)は1.5～2トン・カテゴリーの一連の新モデルの発売を準備している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月1日報じたところによると、ＷＩＬのAshok Bhasin副社長(ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ)は同紙に以上の消息を語った。それによると、エアコンのブランド品市場は2002年には22％の成長が記録された。ブランド品とノンブランド品の価格差が縮小する中で、ブランド品が市場を支配する時代が近づいている。ＷＩＬは2001年に市場テストを行った後、2002年夏にWhirlpool MagiCoolレーンジのエアコンを発売、約5％のシェアを獲得した。今年の夏は様々な特色を備えた多くの新モデルを発売、そのシェアを2倍以上に拡大する計画だ。各1トンと1.5トンの3モデル、2トンの1モデル、1.5トンと2トンのスプリット・エアコンを間もなく発売する。価格は1万8000～3万4000ルピー(US$372-703)。
インド政府は、ウィンドー・エアコンには2003年6月までに、スプリット・エアコンには2003年12月までに、それぞれエネルギー消費レベルを表示するよう義務づけている。インドにはまだ中立の検査機関が存在せず、省エネ局(Bureau of Energy Efficiency)とインド産業連盟(CII)が共同で、検査計測研究所全国適合性認定局(National Accreditation Board for Testing & Calibration Laboratories)の認証を代行する中立機関の指名を準備している。この種の検査は“IS1391”スタンダードに準拠したものになるが、ＷＩＬがIS1391スタンダードに基づいて行った社内調査では、同社製エアコンは何れも5スターにランクされたと言う。