【ニューデリー】インド大蔵省は3月30日、保健家庭福祉省に登録することなく、包括輸入ライセンス(open general licence)のみで薬品を輸入することはできないと通達した。
ビジネス・スタンダードが3月31日報じたところによると、新輸出入政策が発表される前日に発せられた同通達は、「新輸出入政策の下、一部の薬品が規制品目リストから包括的輸入許可品目リストに移されるが、これらの薬品を輸入する際には保健省の定めた基準を遵守せねばならない」と注意を促している。
保健省は最近、薬品化粧品規則(Drugs and Cosmetics Rules)に修正を加え、バルク薬品及び製剤の外国製造業者に登録を義務づける新条文を導入した。
大蔵省は、その声明の中で、「薬品を輸入する際は、先ず薬品化粧品規則の新条文を満たさねばならない」とするとともに、「輸入業者はインド薬品監督官(Drugs Controller of India)の承認を得ねばならない」と付言している。
保健省は2001年8月、薬品輸入ライセンス料を引き上げるとともに、輸入ライセンスの取得を義務づける新規則を発表した。同新規則は当初2003年1月1日から発効するはずだったが、新輸出入政策が発表される2003年3月31日まで延期された。