【ムンバイ】地場二輪/三輪車メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)は2003-04年度に、2002-03年比33%増の120万台のモーターサイクルを販売する計画だ。ちなみにインドの国内モーターバイク市場は2003年2月までの11ヶ月間に33%の成長を見たものの、新年度の伸びは15%前後に鈍化するものと予想されている。
ビジネス・スタンダードが4月1日報じたところによると、BALの年初11ヶ月のモーターバイク販売台数は84万5000台と、前年(通年)の65万台を30%ほど上回った。BALのR L Ravichandran副社長(マーケッティング&ビジネス開発担当)によると、目下のところ弱体なエグゼクティブ・セグメントにおけるシェアの拡大を通じ、33%の成長目標達成を目指す。エグゼクティブ・セグメントはインド・バイク市場の最大部分を占め、Hero HondaのSplendour及びPassion、TVS Motor CompanyのVictorが同市場をリードしている。
BALは、新年度にカワサキ・ステーブルの125cc“world bike”を含む少なくとも3モデルを発売するものと予想される。world bikeはインドで生産された後、国内市場と国際市場で販売され、海外市場におけるマーケッティングはカワサキが担当する。
BALはまたエグゼクティブ・セグメントの既存製品“Pulsar”をプラットフォームにした新製品に最後の仕上げを施しているものと見られる。Rajiv Bajaj社長は、これ以前に同モデルが2003-04年度のバイク販売を牽引、100万台の大台突破の目標達成に寄与するものと期待を表明していた。
この他、BALは200CCプラス・バイクの市場投入に向け、カワサキと共同で準備を進めているものと見られる。