2003-04-02 ArtNo.30896
◆SAIL、Durgapur/Rourkela工場にUS$2800万投資
【コルカタ】Steel Authority of India Ltd (SAIL)取締役会は3月27日、西ベンガル州Durgapurとオリッサ州Rourkelaに設けた2つの総合鉄鋼プラントに合計135.83クロー(US$2809万)を投資、設備補強工事を施すことを原則的に認めた。
ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが3月27/28/29日報じたところによると、両プラントは何れも2002-03年度に黒字回復を見込んでいる。
Durgapur Steel Plant(DST)は、同プラントの主要製品、連続鋳造鋼片(CCB:continuous casting billets)の品質向上、増産、節エネ、コスト節減を目指し、LF(ladle furnace:電極加熱装置を持つ電気炉の一種)を据え付ける。投資額は23.33クロー(US$482万)。ビハール州RanchiをベースにするSAIL傘下のCentre for Engineering and Technology(CET)が、ターン・キー・プロジェクトのコンサルタントを務め、2004年10月の完成を目指す。
他方、Rourkela Steel Plant(RSP)は112.5クロー(US$2326万)を投じ、第1コークスロ(COB:Coke Oven Battery)を建て替える。1979年4月に建て替えられた同プラントは、公害防止基準を満たせぬことから2000年12月に操業を停止、2002年4月に解体された。プロジェクトは2005年4月までに完成する予定で、公害防止技術の国際的権威が招聘される見通しだ。
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