【プネー】マハラシュトラ州Pune拠点のインド国立化学研究所(NCL:National Chemical Laboratory)は、DNA (deoxyribonucleic acid)篩い分けチップの開発を進めている。
インディアン・エクスプレスが3月25日、報じたところによると、NCL材料化学部の科学者Murli Sastry氏はプネーで先週催されたインド初のナノテクノロジー・サミット“India Nano”の席上、以上の消息を語った。
それによると、科学技術局(DST:department of science and technology)により向こう3年間にわたり進められる同プロジェクトは、インド人が罹りやすい癌や遺伝子異常の診断や治療へのナノテクノロジーの応用で、DNA篩い分けチップは、低コストな病原の検出・治療法として利用できる。
インド政府は同プロジェクトに1クロー(US$21万)補助することを認めており、それ以上のコストはNCLの内部資金で賄うと言う。