SEAnews 1995-09-09 ArtNo.3087

【クアラルンプル】ワールドワイド・ホールディングズBhdとシャー・アラム・プロパティーズBhdは、スラゴール州政府企業の持ち株会社クンプラン・ダルル・エハアンBhd(KDEB)がその子会社に委託を予定している23億Ｍドルのインフラ開発事業の契約獲得を目指し、実行会社(ｲﾝﾌﾟﾘﾒﾝﾀｰ)の組織に乗り出した。
スラゴール州のムハマド・タイブ首席大臣が7日に開かれたワールドワイド・ホールディングズ社の重役会で語ったところによれば、実行会社はＫＤＥＢ子会社からプロジェクトの施工を請け負う。実行会社への各社の出資率は未定だがワールド・ワイド社が支配権益を握る見通しだ。これらのインフラ事業には3億Ｍドルと見積もられるチェラス／カジャン有料道路、20億Ｍドルのバンティン／タイピン・ハイウェイ(270km)が含まれる。前者はＫＤＥＢが40％出資するコンソーシアムにより請け負われる予定で、また後者を請け負うコンソーシアムに州政府は20％出資する予定だ。これによりワールドワイドとシャー・アラム・プロパティーはスラゴール州のインフラ開発事業に対して更に積極的な役割を担うことになる。またこれらのインフラ開発事業はアンブレラー・コンセプトに基づくブミプトラ企業家の育成にも寄与する。ＫＤＥＢはスラゴール州内の民営可能な道路工事のリストを作成していると言う。(NST:9/8)