2003-03-26 ArtNo.30852
◆Indo Gulf/Deepak Fertilisers、FACT政府持分買収に関心
【ムンバイ】AV Birla Group傘下のIndo Gulf Fertilisers Ltdとマハラシュトラ州Pune拠点のDeepak Fertilisers and Petrochemicals Corporation Ltdが、Fertilizers and Chemicals Travancore Ltd (FACT)の51%政府持分の買収を競っている。
インディアン・エクスプレスが3月24日報じたところによると、現在FACTの97.38%のシェアを握っているインド政府は、Deloitte Touche Tohmatsu India Pvt LtdをFACT民営化の顧問に指名した。
インド政府は2002年11月に潜在投資家に入札意向書(EOI)の提出を求めたが、化学肥料省が窒素/燐酸塩/配合肥料に関わる複数の新政策を発表、環境変化が生じたことから、改めてEOIを募集した。こうした政策変更には、“第7次及び第8次価格政策(VIIth & VIIIth pricing policy)期間の政策パラメータの変更”、“支出再編委員会(ERC:Expenditure Reforms Committee)が提案したフレームワーク内における長期尿素価格政策及び配合肥料価格政策の修正”が挙げられる。
FACTがケララ州内に設けた3つのユニットは、尿素、硫安、factamphos、カプロラクタム(caprolactum/Caprolactam)の製造を手がけている。生産された肥料の大部分はケララ州、タミールナド州、カルナタカ州、アンドラプラデシュ州内で販売されている。また900 TPDアンモニアとカプロラクタムの製造施設を除き、他のプラントは何れも建設されてからかなりの年月を経ている。
FACTの年初5ヶ月(2002/4-8)の損失は109.16クロー(US$2257万)と、前年同期の106.68クローを上回った。2002年12月期四半期には売上げ283.69クロー(US$5866万)、純損失53.17クロー(US$1099万)を計上した。
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