2003-03-24 ArtNo.30843
◆Samtel、US$5千万投じブラウン管製造能力を2倍に拡大
【ニューデリー】地場ブラウン管(Picture tube)製造業者Samtelは、250クロー(US$5170万)を投じ2005年までにブラウン管の年産量を520万ユニットから830万ユニットに拡大する。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが3月21日、SamtelのSatish Kaura会長の言を引用し報じたところによると、Samtelはまた2005年以降製品の輸出比率を30%に引き上げる方針で、今年に関してはブラウン管1万ユニットの輸出を目指している。
一方、白黒ブラウン管の製造を手がけるSamtel Indiaの上場資格を取り消すことを検討しており、間もなく方針を決定する。何れにしても白黒ブラウン管の製造は2~3年後には停止される。
世界的な産業の変革時代が到来する中で、Samtelは新技術に対する最小限の投資により最大限の効果を実現、5年内に世界電子産業市場の主要プレーヤーを目指す。例えば向こう1年内に地元他社に先駆けプラズマ・ディスプレー・パネルのプロットタイプの生産を開始する。
またスーパー・フラット・カラー・テレビジョン・スクリーの開発に少なからぬ投資を行って来たSamtelは、先月商業生産にこぎ着けた。来年は29インチスーパー・フラット・チューブの製造ラインを設け、国内及び海外市場に供給する。LCD(liquid crystal display)製品やOLED(organic light emitting diodes)チューブと言ったニッチ市場の開拓も図っている。
この他、Samtel Electron Devices GmbHの30%の残存株式(residual stake)を買い取り、完全出資子会社にすることを目指している。同手続きは今年7月1日に完了すると言う。
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