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2003-03-24 ArtNo.30835
◆BHEL/Alstom、2千MW火力発電計画に共同入札準備
【ニューデリー】地元Bharat Heavy Electricals Ltd (BHEL)とフランス企業Alstomは、National Thermal Power Corporation(NTPC)が、チャッティースガル州に9000クロー(US$18.61億)を投じて開発する2000MW(メガワット)のSipat火力発電プロジェクトに、手を携えて入札するもようだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月20日業界筋の消息として報じたところによると、これまでBHELは、Siemensと共同で発電プロジェクトに入札して来た。しかしSiemensは最近ライセンス契約者のBHELを通じてアフター・セール保証を提供、BHELが手に負えない場合にのみ直接アフター・ケアを手がけることに方針を転換した。しかしNTPCは、これに満足せず、発電プラントに問題が生じた際はSiemensが直ちに問題の解決を図ることを希望、両社間で6ヶ月にわたり関係交渉が続けられた経緯が有る。これに対してAlstomは、NTPCの要求に応じる意向を表明している。
Sipatプロジェクトはインドで初めて燃料効率の良い超臨界圧ボイラー(Supercritical Pressure Boiler)を用いるが、Alstomは先週、BHELと超臨界圧ボイラーの技術供与に関わる覚書を取り交わした。BHELはこれ以前にはBabcock Borsigからボイラー技術の供与を受けて来た。Babcockは製造を手がけぬSiemensのデザインに基づきボイラーの製造を手がけていたが、昨年破産宣告を受けた。ちなみにタービンとボイラーは、火力発電プロジェクト・コストの各25%と30%を占め、合計すると1MW当たり4.5クロー(US$93万)にのぼる。
Sipatプロジェクトにより生産された電力は、2007年からダドラ・ナガル・アンド・ハヴェリ直轄区の他、マドヤプラデシュ州とグジャラート州に供給される。関係入札の締め切りは3月28日。
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